梅雨前線が本州付近に停滞する影響で、23日(月)以降、雨の範囲はさらに広がり、雨が強まる所もあるでしょう。気がかりなのが、小笠原諸島付近にある熱帯低気圧です。今後も発達を続け、台風となる可能性がでてきました。
猛暑一転、大雨となるのでしょうか。雨の見通しをまとめました。
エキスパートの補足・見解
本州各地が梅雨入りして約2週間です。梅雨真っただ中のこの時期に、これだけ長く晴れるのは珍しい。夏至頃は日が本当に長いことを実感します。東京では5月に平年の1.5倍(206.0ミリ)も雨が降った一方で、今月は平年の半分程度(76.0ミリ)です。
この夏空と猛暑をもたらした太平洋高気圧はいったん、弱まる予想です。23日(月)から27日(金)は全国的に雨となるでしょう。24日(火)の東京は久しぶりに傘が必要になりそうです。
そして、気になるのが小笠原近海を北上する熱帯低気圧です。発達する兆候がみられ、台風となる可能性がでてきました。東海や関東地方に近づいた場合には雨が強まるなどの影響が考えられます。猛暑のあとは大雨のおそれ、気が抜けない日々が続きそうです。