災害に備えてペットの健康管理を
近年は台風や地震などによる災害が数多く発生しています。それに伴い日常生活に支障をきたすことがあり、その場合、自宅以外への避難を余儀なくされることがあるかもしれません。
現在はペットの同伴避難が原則とされていますが、避難先に多くの動物が集まるため、トラブルとならないために備えておく必要があります。
この記事では、「万が一」の際に備えるために欠かせないペットの防災対策を紹介します。
予防接種・ワクチンの接種
わんちゃん、ねこちゃんともにワクチンの接種をしておきましょう。混合ワクチンは、犬や猫同士の接触や飛沫によって感染する病気を予防します。
避難時はストレスがかかりやすく、体力に負担がかかりやすくなるため、いつも以上に感染に注意を払いましょう。
また、犬の場合は狂犬病ワクチン接種が義務となっていることから、1年に一度の接種が必要です。
寄生虫の予防・駆除
わんちゃんやねこちゃんの中には、屋外で活動をする子もいると想定されます。散歩中に、ノミやダニに寄生されることがあります。
避難生活では犬や猫同士の距離が近くなることがあるため、ノミやダニの寄生が広がる危険性が生じます。
また、これらの寄生虫は私たち人間の健康を脅かす感染症の原因となる場合があります。避難所全体を衛生的に保つためにも、ペットの寄生虫の予防・駆除は抜かりなく対策しましょう。
不妊・去勢措置の実施
災害が発生した際、はからずも家から脱走してしまうわんちゃんやねこちゃんがいます。特に猫は繁殖力が強いため、望まない繁殖を避けるためにも不妊・去勢手術を済ませておくとよいでしょう。
個体差はありますが、マーキングや攻撃性の軽減により、避難生活でのトラブル減少につながることがあります。