全ての防災グッズを非常用持ち出し袋に入れて保管している人、ちょっと待って!非常用持ち出し袋に入れるべきではない物も入っていませんか?
避難の形態は大きく分けて「在宅避難」か、避難所など「自宅外避難」の2パターン。在宅避難で活躍するアイテムを自宅外に持ち出す非常用持ち出し袋に入れても、うまく活用できません。
非常用持ち出し袋と在宅避難用の備蓄の違いを理解して、保管方法を考えてみましょう。
非常用持ち出し袋とは?
非常用持ち出し袋は、避難所など自宅以外の場所に避難する際に利用します。
例えば、在宅中に地震が起きた際に、持ち出し袋を掴んで外に飛び出すなどの場面が考えられます。そのため、重すぎても大きすぎても不便です。
自宅外に避難する際には必要なアイテムを厳選して、コンパクトにまとめておく必要があります。不必要なものまで持ち出し袋に詰め込んでいると、重いばかりで結局無駄ということになりかねません。
また、災害時に家屋に危険がない場合は在宅避難となる場合があり、在宅避難と自宅外避難では役立つアイテムが変わってきます。在宅避難では活躍するアイテムでも、避難所のルールで使えない場合もあるのです。
そのため、防災グッズは「非常用持ち出し袋に入れるもの」と「在宅避難用備蓄」にわけて保管しておく必要があります。使用シーンを想定して、非常用持ち出し袋に入れたほうがいいもの、在宅避難用備蓄に加えたほうがいいものに分けて考えましょう。